【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

恭 「聖愛、少しこれ飲め」


恭さんは震えるあたしに缶チューハイを差し出した。


恭さんの言葉が耳に入らないあたしは、それを一気に飲み干した。


恭 「あっ…!!」


恭さんが叫んだときには既に遅し。


あれ…? なんか…クラクラする…。


視界がぼやけ、意識が薄れていく…―。


? 「聖愛!?」


ガチャリと扉が開いて、誰が叫ぶ声が聞こえる。


この声…聡…?


あたしはそこで意識を失った。