【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

恭 「聡ー…って、聖愛!?」


聡 「チッ…運悪ぃ…」


聡は恭さんに聞こえないように舌打ちした。


恭さんは聡にお姫様抱っこされているあたしを見て、眉間にシワを寄せる。


恭 「おい、聡!! 何してんだよ!!」


恭さんが聡につかみかかる。


聡はうんざりしたようにあたしを優しく降ろした。


聡 「これは…」


恭 「ズリぃぞ!!」


え…? そこ!?


一瞬思わず転けそうになった。


普通、『何澪人の女に手出してんだよ!!』でしょ!?


聡も同じだったらしく、完全に呆れていた。


聡 「あのなぁ…」


恭 「で、何で聖愛が?」