【完】幼なじみは最強不良。〜special story〜

倉庫に尚輝の声が響く。


翔 「俺らに…助ける価値なんてない…っ」


翔も俯いて拳を握りしめた。


澪人 「バーカ」


澪人が言うと、二人は顔をあげた。


すると聡がクイッと口角をあげて笑う。


聡 「仲間を助けるなんて当たり前だろ?」


尚輝・翔 「仲間…―?」


聡は頷くと頭を下げた。


聡 「今回離れてわかったよ…。俺らにはお前らが必要だ」


真剣に頭を下げる聡。


その瞳に迷いなどない。


3人も続いて頭を下げた。


澪人 「悪かった…」


麻耶 「理由、全部聞いたよ…」


樹 「信じてあげられなくてごめん…」