「「「聡!!」」」


高津を片付けた3人が駆け寄ってくる。


あたしが聡を抱き上げると、聡はゆっくり目を開けた。


聡 「…ってぇ」


聖愛 「よかった…」


無事だ…。


目を開けた聡を見て、全員が胸を撫で下ろす。


澪人 「焦らせんな、バカ…」


樹 「マジでヤバいかと思った…」


麻耶 「心配させんなよ」


聡 「…これくらいで死んでたら、リーダーなんて務まらねぇよ」


聡はゆっくり体を起こすと、ニカッと笑った。


尚輝 「聡…」


聡 「あ、まずほどいてやらねぇとな…」


尚輝が呟くと、聡が目で合図をしてきた。