「華和ーあとで購買行こうよ」 「いいよー」 三時間目が終わった時に下の階へと向かう。 「あ、いちごクリームケーキある」 「よかったじゃん」 単語帳を見ながら言う。 「今日も彼氏と二人っきりですか」 「…ただ塾行くだけだし」 それが彼氏と二人っきりだろ、と思いながら照れ臭そうに下を向く華和はかわいい。 「あれ?唯花じゃん?」 後ろから呼ばれたので振り替えるとそこには違うクラスの友達。 「どうかした?あたし結構ここいるでしょ?」