「ええ…もうちょい見るところあった…」 「いいから、ちょっと来てみて」 椋太郎の進行方向に従う。 自動ドアを出ると、 少し強い風が、海の香りがする。 広場…? 少し歩くと、船も見えた。 港だもんな…ここ。 「もう少し歩くとわかるよ」 あたしは、目を見開く。 「何これ…」 一面が花畑になってる。 あたしたちがぎりぎりにいるところが草原と花畑の境界線のようだった。 太陽の光で暖かい。 大きく息を吸った。