「───っ大翔くん……っ! 頑張れ…………っ!!!」 ──────“パンッ” 「……ストライク!!!」 「っ!」 「…ぅおおぉおぉおおおおっしゃあああぁあぁあああっっっ!!!!」 ベンチから飛び出して大翔くんの元に駆け出す選手たち。 大翔くんはみんなに囲まれて、肩や背中をバシバシ叩かれ、頭をぐしゃぐしゃされながらも、その表情はとても嬉しそうに輝いていた。 『4ー0』 見事大翔くんたちは、全国大会への切符を手にした。