『レン』



ケルビンの初代王。その寛大な心は国民のみならず他国からの人望も厚かった。進んで子供たちの教育や鍛練を支援し、豊かな未来造りに精を出した。

普段から自由奔放で、城にいた時間の方が短いほどの行動派。しばしばそれで周りに迷惑をかけたことも。

3人の子供に恵まれ、幸せな家庭を妻と共に築いた。その家族想いな父親像は国民の憧れであり手本となった。

あまりにも少年期のときと比べて朗らかになったため、お転婆と呼ばれた女性には、どこが漆黒よ!と冗談混じりに背中を叩かれた。


現役引退後は静かに隠居生活を送り、妻に看取られて眠るように安らかに永眠についた。



享年51。