家までの見慣れた道を、みっくんと2人きりで歩いている。



無言…



私は、切り出すタイミングを考えていた。



その沈黙を破ったのは…



「楽しかったな」



みっくんだった。



『うんっ』



自然に返す。



「俺さ…お前に、…芽衣に、話したいことがあるんだ」



急に真剣な顔になるから、思わず身構えてしまった。



『なーに?』



『お前』から『芽衣』に変えたってことは大事な話なんだろう。