俺がニヤッと笑ってみせると
芽衣は黙ってしまった。
なにか考え事をしているようだったので、しばらくそのままで歩いていた。
ドテッ――
そのとき芽衣が転んだ。
『ほらよ』
手をさしだす。
ほんっと、
昔っからよく転ぶんだよな、こいつ。
「あ、ありがと///」
芽衣は顔を赤くしながらその手をとる。
ドキッ――
なんだ?
今、すごくドキッてした。
意味わかんね。
それはともかく…
この手をいつ離したらいいんだ?
離すタイミングとか、
わかんねぇよ…
ギュッ――
俺は芽衣を起こすためにつないだ手を
また転ばないようにさらに強めた。

