「言い訳っぽくなるかもしれないけど、ちゃんと、きいてほしいんだ…」 私がコクンとうなずくと、龍太はそれを合図に話し始めた… ―――――――――― ―――――――― ―龍太side― 俺には、彼女がいる。 藤谷芽衣… すごくかわいい、自慢の彼女だ。 いつも、一緒に帰って、おしゃべりして、寄り道して、デートして… 幸せだったんだ。 でも、そんなある日…