その後も、なんだか家に帰る気にはなれなくて…
とりあえずふらふらした。
すると、大きな桜の木が目についた。
その桜は何かの敷地の桜のようで…
それが、今の学校の木なんだ。
私はその桜の木に
一目惚れしたんだ。
たぶん、龍太と初めて出会った場所の桜の木と似ていたんだと思う。
「芽衣っ」
聞き慣れた声に呼ばれて振り返ると
息を切らしているみっくんがいた…
こんな夜に探しに来てくれたのに、文句を言うわけでもなくみっくんはそのまま私を家につれて帰ってくれた。
――――――――
――――――――――
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…