王子様たちのひまつぶしっ!?

「「あのさ」」


沈黙が続き、耐えきれなくなった私が口を開くと、凪君の声とタイミングよく重なった。


「「さっきは本当にごめんな・ね!!」」


顔を見合わせる私たち。


「「ぷっ」」 


なんだかおかしくなってきて、つい吹き出してしまった。


「「あはっはもったーっ」」


「「またハモった!」」


なんて。


しばらく笑っていると、初めはキョトンとしていた俊君たちも、ほっとしたように微笑んだ。