「もうすぐ体育祭だ!」

希ちゃんのテンションはMaxだ。
希ちゃんは
スポーツ系のクラブの顧問だ。

だから
スポーツは大好きだ。
体育祭は一番好きな行事らしい。

まぁ
私も好きだが…。

「今日から準備もするぞ!」

そして
またあれを決めなきゃいけない時だ。

「じゃあ実行委員を決める!」

きっとみんな思ってる事は

(めんどくさいなぁ…)

「じゃあ立候補うする人」

手を上げて人は私を入れて3人。

「おー、3人もか!?」

あと二人は
雅木と亮磨だった。

「えっ!?雅木と亮磨!?」

未来と飛鳥の顔もビックリしていた。

すると
希ちゃんはいきなり

「じゃあ3人でいいか」

みんながいっせいに
声をそろえて

『は~!?』

そして決まった。

初めて
実行委員は3人でやる事になった。

その時
私の勘違いかもしれないが
女子の目線が私に来ている気がした。

「何か冷たい目線が…」

私がそう言うと
雅木がこっちを見て笑いながら

「そう言う事もあるだろ!」

その
笑顔を見たら
私は飛鳥の事を思い出した。

そして
私はまだ雅木の
過去が終わってなかった事を
どこかで忘れてしまっていたようだ。

それに
早く気付いておけばよかったと
後悔した時にはもう遅かったんだ。