私は息をのんだ。

「畑山って…。あのいとこの友達の…?」

「そうだよ…」

飛鳥は私を真っ直ぐな目で見ている。
その目は何かを語っているようだった。

「いつなの…?」

「最近だよ…。本当に最近…」

そして一瞬飛鳥は止まった。
そしてゆっくり話しだした。

「実は菜月達に内緒で会ったんだ…」

「だ、誰に…?」

『雅木に…』

今日は驚きばかりだ。
そんな事を考えた。

「な、何で!?」

そして飛鳥は笑った。

『誕生日会だよ』

私はそれを聞いて納得した。
確か飛鳥と雅木は同じ誕生日。
その時は飛鳥、雅木、畑山と一緒に祝っていると言っていた。
それでか…。

「その誕生日で告白されたの?」

「まぁそんな感じ」

「なるほど…」

そして私は飛鳥を見てニヤッと笑った。
飛鳥はその笑顔に一歩下がった。

「詳しく聞かせて!!」

私は目を輝かせて言った。
飛鳥は顔が真っ赤だ。

「い、いやぁ…」

「またそれ…。じゃあ言わないならこの事、未来達に全部ゆっくり詳しく飛鳥の反応まで全部話…」

「わかったから!!言うから!!」

「よろしい」

「…もう」

そして公園に向かった。

そこで話を聞く事になった。