そしてすべてを話した。
飛鳥が話す事になった。

未来は話を聞きながら泣きそうになっていたからだ。
飛鳥はそれをわかって自分から話した。

希ちゃんは「あぁ」って顔をしていた。

そして全てを話し終えた時。
希ちゃんは飛鳥と未来に真剣な顔で言った。

「中井、大山」

「はい…」

「何か…」

「今すぐかんざ…。いや、前田を抜いた3班を集めてくれないか」

「えっ!?」

未来は叫んだ。
飛鳥は冷静に希ちゃんに話を聞いた。

「どうして前田の事を…?」

すると希ちゃんはうつむいた。

「希ちゃん?」

「今は言えん。あんた達だけじゃ…」

「達って…?」

「この話は3班全員に話すべきだ」

「希ちゃん…」

「お願いだ!!この通り!!」

未来はニコッと笑った。
そして希ちゃんの顔を見た。

「大山…?」

「わかりました。出来る限りの事はします!!」

「本当か…?」

「はい!!ねっ?飛鳥ちゃん」

「もちろんだぞ!!」

「ありがとう」

そして…。
今にあたると言う事…。