「どうした…?」

「大川が今この学校に居ないのは分かってるよな?」

「あぁ…」

「理由は俺なんだ…」

「えっ…?」

そして前田は上を見てもっと悲しそうに話した。

「俺…。いじめられてた時の中心の奴が俺にじゃなくて大川をターゲットにしたんだ…。そして…。階段から落ちていて…」

そこで大川の話は終わった。

それから俺と前田は関わるようになった。
まっ、あっちから話しかけてくるんだけどな…。
俺は前田の話を聴いて考えたんだ。

どうしたら誰も傷つかずに居れるか…。
そして俺はこんなゲームを考えたんだ…。

「なぁ…。前田…」

「何だ?高島?」

「俺とゲームしようぜ?」

「良いけど…」

「どんな…?」

「お前は何があっても俺に関わらない。俺も何があってもお前に関わらない」

「何だそれ…?」

「まぁまぁ良いじゃないか。それに罰ゲームもある」

「何だ?」

「もし俺が負けたら俺はお前と友達になる。そしてお前が負けたら俺に今後、一切絶対に関わらない。どうだ?やるか?」

前田は一瞬考えた。
そして笑顔でこう言った。

「うん!!やろうか!!」

そしてゲームは始まった。