亮磨が教室に行き私は1人になった。

「意外だったなぁ」

そうつぶやくと

「何が意外なんだ」

と、後ろから声が聞こえた。
誰かと思って振り返ると…

「雅木!?」

雅木が突っ立ていた。

「何でいるの?」
「何でって言われても…」

雅木は笑って言った。

「チラシを貰いに来た」
「チラシ…あ~!」
「おいおい、忘れてたのかよ」

そこで二人は笑いあった。
亮磨の事はまた聞けばいい。
そんな事を思っていた。

チラシがすべてなくなった。
チラシ係の仕事は終わったから未来の所に行こうと思ったら

「やめといた方がいいよ」

そう言って立っていたのは『高島せな』だった。

「何でよ。しかも何をやめるの」

そう反発すると

「今から行くとこに行くのをやめたらって」

私は鼻で笑いながら

「どこか分かってもないくせに」

と、皮肉っぽく言うと
高島も皮肉に

「大山の所だろ?」

と、言われた私は
目を大きく開けた。

「何でわかったの!?」
「わかるだろ。」

あごを高く上げて見下すように高島は話している。

「そんな事より何で行ったらいけないの?」
「行っちゃいけないなんて一言も言ってないし」

私はそのセリフにむかつき

「じゃあ、ほっといてよ!」

と、言いながら未来のとこに向かった。

「どうなっても知らないから」

そう言い高島は消えていった

この時に高島の話を聞いていたらよかったのかもしれない。
そう思った時はもう遅かった。