「お前この頃変だぞ!」

雅木は高島を睨んだ。
高島はフッと笑って雅木を見た。

「何が?」

「この写真も!菜月の事もだよ!」

「和田の事は正直に言っただけだ」

「お前は菜月を困らせようとして…」

「もう違う」

高島は雅木に近づいて

「お前は記憶がないんだろ…」
と、冷たくささやいた。

「えっ…?」

「交通事故で、そしてこっちに来た」

「何言ってるんだ…?」

「お前さえ来なければ!俺はな!!」

高島は雅木を睨みつけた。

「交通事故でお前はある人をかばった」

その瞬間
雅木の頭に激痛が走った。

「うっ…」

雅木は頭を押さえた。

高島は話を続けた

「お前はその子をかばい自分が事故に」

雅木の頭痛は酷くなっていった。

「や、めろ…」

そして高島は最後にこう言った。

「お前がかばったのは!」

雅木は高島を睨み

「やめろ!!」

そして名前を出した…。

『中井飛鳥だ!』

高島がそう言った瞬間
雅木は頭を抱え叫んだ…。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

そして
その場に倒れたのであった。