馨のその声が響いたと同時に 部屋の外から靴の音が聞こえてくる その音に、今までの空気が一気に変わった ギィィ、と重い扉が開く 現れたのは、中年のオッサンとお付きの2人組 そんな奴等に俺達は片膝を付く 一応この人は、俺達が所属する組織の幹部の1人 軍事司令官の…葛西さん …まさか、葛西さんが直々に俺達のところに来るなんて… 「楽にしろ、候補生の諸君。」