イザヤ))「それって、自分と似てるから?」








春斗))「イザヤ…!!その話題は、出すなと言っただろう。」



静))「…別にいい。」



俺も、過去に傷を持ってる。



だから、一緒だと思ったのに。



静))「…あいつは、一体…。」



将吾))「あ、そう言えば、睦月ちゃんのこと知ってるっぽい人がクラスにきた。」



静))「なに?…ハル。」



春斗))「分かった。将吾、どんな奴だ?」



将吾))「金髪でオールバック、スーツを着てた。20代くらいに見えたけど、イケメンだったよ?
あと、身長は189㎝くらい。
結構高いね。
利き手は多分、左。
護身術か何か、身につけてるのかな?
隙がなかったよ。」



将吾の目は、情報を見逃さない。

一度みると、その特徴を瞬時に頭に記録し、同時に分析する。



春斗))「それだけあれば…っと、ほら、引っかかっ────────…」



将吾))「あ、それとね、その人睦月ちゃんのこと『睦月様』って呼んでたんだ。

執事サンとかかな?どこかの令嬢だったりして!!」



将吾はなんでそんなにわくわくしてるんだか。



静))「ハル、なんかでたか。」



春斗))「あ、あぁ…コイツは、将吾が接触したのは…」




みんなして画面をのぞき込む。



そこには、その男の職業が書いてあった。





それにみんな、目を丸くして驚く。










「『刑事部長』…!?」