───静side



〈人形は、持ち主が動かす通りに動いていればいいと思いませんか?〉



〈静クンは、なにからあたしを守るんですか?〉



〈あたしの…なにを知ってるの。〉



〈静には、仲間がいる。静はなにもしらない。なにも知らない、キレイな手。〉



〈もっと汚れのない子を姫にしたらいいと思う。〉



あの言葉たちは、どういう意味だったんだ?



俺が、なにも知らない?



この手がきれい?



わけわかんねー…。



将吾))「なんで睦月ちゃん姫に誘ったのー?」



将吾たちが屋上に入ってくる。



静))「言ったとおりだ。俺は睦月を守りたいと思った。」