「ううん、雨宿りさせて。」
「…喜んで。」
ガララ…
「坊、すいやせん!!
ただいまお迎えにあがろうと思っていたところでして…」
最初に出てきたのは、金髪のなんだか気の弱そうな男の人だった。
「ボンはよせって言ったろ、海。」
カイ、と呼ばれた男の人はもう一度、すいやせん、といってアタシの方をみた。
「なんすか、そのアマ」
怪訝そうな顔をする。
「俺の恋人だ。
いくらお前が女嫌いだからって、次は殺す。」
「す、すいやせん!!
生意気いって…」
「瑠璃、コイツは海だ。
まぁ、俺の世話役みたいなもんか。」
「若頭ぁ!!お帰りなさいやせ!!」
おーおー、すごい。
絵に描いたような極道一家だなぁ。


