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「ん─────…」
目が覚めると、アタシは知らない部屋にいた。
「お、お目覚めやな。」
近くで声がする。
ばっと起きあがり、スカートに仕込んであるはずのナイフを取り出し首に押しつけようとした。
しかし、どれだけ探ってもナイフは出てこない。
「アンタ、アタシのナイフをどこへやった。
いや、それより誰の差し金だ。」
殺し屋なんて職業、皆に恨まれる要素はある。
こんなこと、実際に何度もあった。
そのたびにアタシの仕事が増えるんだけど。
今回も、同じだと思った。
「え、オレ?
オレは通りすがりのおっちゃんや。」
「通りすがりのおっちゃんがか弱い女子高生誘拐してなんのご用かしら。」
「んー、じょうちゃん殺し屋には向いてへんよ。
感情丸出しや。」
「五月蝿い
黙れ。
貴様はどこの差し金だ」
「そうかっかしなさんなや。」
「質問に答えろ。」
「だから、ホンマに関係ないんやて!!」
「なぜアタシが殺し屋だと?」
「じょうちゃんの目が言っとった。
悲しいー…寂しいー…ツラいー…やめたいー…
そうなんやろ?」
「なに言って…」
「自己紹介がまだやったな!!
オレは、神谷 玄次郎(kamiya genjirou)
よろしゅう!!」
「聞いてない。
アンタのことはどうだっていい。」
「冷たいなぁ~…
で、なんでこんな高校生が殺し屋やっとんのや?」
「I am doll. OK?(アタシは人形。いい?)」
「なんで英語やねん。さっぱりやー!!」
「oh...sorry, I don't now. (あー、ゴメンナサイ、知らなかったわ。)」
「それわざとやろ。」
「当たり前でしょ?」
「っかー!!
まったく、キミはドSちゃんやな!!」
「うわ!ネーミングセンスないなー!!」


