「…あたしも、24歳なんだよね。」
空白の8年間。
それは、すぐに埋まるものなんだろうか。
「…。」
静))「不安そうな顔してんじゃねーよ。
…瑠璃は、俺が守る。」
ドキンッ
一瞬胸が高鳴り、ドクドクと早鐘を打つ。
将吾))「瑠璃ちゃん、顔真っ赤ー!!」
はずかしい…。
静))「…あの時、守ってやれなくてごめん。
この8年間、皆それだけを悔やんで生きてきたはずだ。
だからもう、この手からだれ一人こぼさない。
そう決めた。
それに、今まで瑠璃が俺達と距離をとってきた理由に、瑠璃の苦しみに気づいてあげられなくてごめん。
俺は、瑠璃を疑った。
信じてやれなかった。」
よかった、あたしの演技は成功してたのか。
でもじゃあ、なぜ…
イザヤ))「…toyが、赤月が教えてくれんだよ。
オマエのすべてを。」