瞬間、静がバッとこっちを見た。 あたしは起きたばっかりで、うまく声が出ない。 静))「…る、り?」 「せ…ぃ、せい…静。」 静))「瑠璃の声…瑠璃の目、瑠璃の笑顔…。 久々。ホントに、瑠璃…!!?」 「せぃ、…ただ、いま…」 静))「…っよかった…!!!」 「せぃ、静…! 待ってて、くれて…あり、がと…っ!」 あたしは、泣きながらも、必死でお礼を言った。