「お、マジでキレーじゃん。 じょーちゃん、お名前は?」 そんな声が、聞こえてきた。 カフ))「んだよ…こんなときに、ナンパかよ。」 カフも呆れてるようだ。 まったく、空気の読めない───── 「…あれ!?よく見たらコイツ、月狼の姫…」 瞬間、俺達は顔を見合わせていた。 あれから男達の声は聞こえない。 俺たちは無意識に走り出す。 まさか、そこにいたのか? 睦月。