───イザヤside



ガラララララ…




見かけない倉庫を開いた。




リン))「きたか。」




俺は、spiderの倉庫に来ていた。




イザヤ))「…オレが睦月を守るって決めたんだ。」




リン))「睦月、ね…」





オレは、昨日の出来事を思い出す。





俺たちのことであんなに怯えた睦月は、初めてで。





イザヤ))「静には…わたさねぇ。」




リン))「は、そうか。

じゃあ手始めに、月狼の情報を流せ。」





イザヤ))「んなっ…!」




リン))「睦月カナを手に入れるんだろ?」





イザヤ))「あ、あぁ。」








オレはその日から、月狼の情報を流すようになった。