───静side
静))「イザヤ、なんであん時戦うの止めた。」
イザヤ))「あっ…そ、れは、」
おかしい。
イザヤの様子も、睦月の様子も。
静))「イザヤ?」
イザヤ))「あ、お、オレ…」
「静、ご、めん。あたしのせいだ。」
イザヤを遮って、睦月が言った。
静))「は?なにが」
「もう、知ってるんでしょ?
赤月リンは、あたしの知り合い。」
やはり、そうか。
静))「オマエ、過去になにが」
「話せない。無理だよ…」
静))「そんなに、頼りないのかよ。」
「そうじゃない。そうじゃないの。」
じゃあなんだよ。
むしゃくしゃして、俺は近くの壁を殴った。
「ただ…あたしは、この場所が好き。」
静))「だったら!!」
「だから、失いたくない。」
俺らが弱いと?
「ここは…月狼は、ステキなところ。
だから!巻き込むわけにはいかない。
もう、…だれも、死なせない…ッ」
最後のほうは、とても弱々しかった。
泣き声に近い。


