「赤月、貴様は訓練の時一度もあたしに勝てなかったのを忘れたのか?」 低く、低く。 「ケンカしようなんでだれも言ってないじゃん。 今日は、揺さぶりにきただけ。」 揺さぶり…? 「じゃまた、近いうちに。 …あ、そうそう!!マスターが、そろそろ帰って来いって。」 じゃねー、と言って倉庫を出ていった赤月。 あたしは最後の一言にふるえが止まらなかった。