「あ、名乗り遅れました。睦月カナです。」
静))「何でそんなに」
「強い…ですか?」
言葉を遮られた。
「強い…ね。そうですか、強いですか?」
静))「…は。」
意味が分からない。
コイツは自分が強くないとでも思ってんのかよ。
「んー。あなた方が知らないだけで、世の中にはもっと強い人もいますよ?」
静))「はっ、所詮俺らはちっぽけな力だって言いてぇのか。」
暴走族トップの『月狼』の総長のこの俺を?
俺の仲間たちを?
ちっぽけだって?
ふざけんな、オマエなんかになにがわかる。
将吾))「一人ではちっぽけでも、みんな集まればオマエなんて一捻りだ!」
いつの間にか起きていた将吾が、叫んでいた。
その言葉に、ピクッと耳を動かした睦月。


