腕を捕まれた。
振り向くと、そこにはイザヤがいる。
「どうしたの?女嫌いさん。」
イザヤ))「睦月、なに隠していやがんだよ。」
「なにも。」
イザヤ))「ウソつけ。海に行った日からなにかにおびえてるような顔しやがって。」
気付いていたのか。
イザヤ))「そんなに、俺らが頼りないかよ。」
「そういうわけじゃない。」
イザヤ))「じゃあ、なんで…ッ」
「イザヤ、その手を離して。」
これ以上追求されたら、話してしまいそうで怖かった。
イザヤ))「…ッ。」
それでも離さないイザヤ。
「イザヤ、離しなさい。」
すこし、殺気を出していった。
すると、すごい勢いで手を離すイザヤ。
あぁ、身の危険を感じたの。


