「ねぇ~祥平。一緒に帰ろうよ~。どーせ、もう勉強は終わったんでしょぉ?」
「…そうだけど」
「じゃあいいじゃん!帰ろっ!!」
そうして水名さんが藤田君の腕をつかもうとしたとき
「…いや、俺はこいつを送ってくから」
「!?」
こいつって…わ、私!?
「い、いいよ!私は!駅なんてすぐそこだから…大丈夫だよ。」
私は笑顔でそう言った。
「ほら、この子もいいって言ってるんだから。私と一緒に帰ろ!祥平」
…………
…二人が一緒にいるだけでもモヤモヤするのに…
………
…本当は水名さんと一緒に帰って欲しくない…なんて、言えるわけないじゃん…
だって私は…彼女でも何でもないんだし。
そんなこと言う権利、ないもん…


