そんなことを話していると部活が終わったのかバスケ部の集団が通って行く。
まぁ、いつもはそんなことはスルーなんだけど…
その中で気になる会話が聞こえてきた。
「藤田…あいつホントに大丈夫かなぁ…けっこうひどかったけど…」
「まぁ、あいつが1人でも大丈夫って言ってたしなぁ。…それ以上は何も言えなかった。」
「倒れてなかったらいいんだけどさ…ちょっと熱っぽかったみてーだし。」
………………え…?
熱!?
藤田君…が!?
…う、うそ…どうしよう…
私のせいだ…
だって急に熱が出てくるなんて…あり得ないもん。
それ以外に思いあたらないよ…
……気になる…でも…バスケ部の男子とは関わりたくないな…
…………
どうしよう……
私は少し考えたけれど、やっぱり…
「葵、ごめんだけど紗季に先帰っててって言っといて!」
「え?は、はい!」
私は体育館に向かって走っていた。


