優しい手と声に
それ以上悠ちゃんの部屋に
いるのが辛くなった


『…おやすみ』

私はマグカップを右手に、
悠ちゃんの部屋を出た


『…悠…ちゃ…』

言葉にならなかった

涙の理由はきっと
悠ちゃんが手の届かない所に
行ってしまうこと


…それと


どさくさに紛れ
告白してしまったことに
よって、改めてわかった
悠ちゃんの私への気持ち


『…俺たち、兄弟だろ?』