「薫子、一体何があった?」
しっかりと薫子を支え問いかける。
…そっと顔を上げた薫子が、俺の顔を確認すると、
部屋の中を指差していた。
その指先はかすかに震えている。
…この中に誰かいるのか?
俺は迷うことなく中に入っていく。
「・・・いました?」
俺の背中にピッタリと張り付いてる薫子の声が聞こえた。
「・・・何もいないが?」
部屋中くまなく、見回っても、誰もいない。
…逃げたのか?
「・・・おかしいな」
薫子はなおも俺に張り付いたままそう言ってる。
「・・・薫子、犯人の特徴は?」
そう言って振り返ると、
・・・薫子は目を丸くしている。
「…犯人の特徴・・・ですか?」
「ああ」
「これくらいです」
「・・・・」
薫子は、自分の指を丸くして見せた。
犯人はそんなに小さいモノ、なのか?
しっかりと薫子を支え問いかける。
…そっと顔を上げた薫子が、俺の顔を確認すると、
部屋の中を指差していた。
その指先はかすかに震えている。
…この中に誰かいるのか?
俺は迷うことなく中に入っていく。
「・・・いました?」
俺の背中にピッタリと張り付いてる薫子の声が聞こえた。
「・・・何もいないが?」
部屋中くまなく、見回っても、誰もいない。
…逃げたのか?
「・・・おかしいな」
薫子はなおも俺に張り付いたままそう言ってる。
「・・・薫子、犯人の特徴は?」
そう言って振り返ると、
・・・薫子は目を丸くしている。
「…犯人の特徴・・・ですか?」
「ああ」
「これくらいです」
「・・・・」
薫子は、自分の指を丸くして見せた。
犯人はそんなに小さいモノ、なのか?

