鈴side
はぁ、疲れたな…。
入学して早々、私の周りには男、男、男。なにやら私に興味があるらしくいろいろなことを聞いてくる。
『どこに住んでるの?』
『ごめん、秘密なんだ』
笑顔を添えてそう答える動作をさっきから繰り返してる。
正直疲れた。
なにか理由をつけて知り合いのとこへ行こうと思っていたところで勢いよくドアが開いた。
ふと視線を移す。
また男。
特に興味は無いので視線を外そうとした、その時、
「初めまして、俺はこのクラスになった立花望。こっちが親友の桐谷雅人。みんな、よろしく」
と、明るくあいさつする声が聞こえた。
しかし唐突すぎたのか周りの反応は無し。もちろん私もなにも言えずにいる。
少しの間の沈黙に気づいたのか立花くんという男子は焦り始めた。
コロコロ表情が変わるものだから、その顔が、とてもおもしろくて、私は吹き出した。
「ふ、ふふっ…よろしく、立花くん、桐谷くん」
自然に笑えた。他の男子には見せることのない笑顔を彼には向けられた。
少し不思議だったけど、今は楽しいからよしとしよう。
はぁ、疲れたな…。
入学して早々、私の周りには男、男、男。なにやら私に興味があるらしくいろいろなことを聞いてくる。
『どこに住んでるの?』
『ごめん、秘密なんだ』
笑顔を添えてそう答える動作をさっきから繰り返してる。
正直疲れた。
なにか理由をつけて知り合いのとこへ行こうと思っていたところで勢いよくドアが開いた。
ふと視線を移す。
また男。
特に興味は無いので視線を外そうとした、その時、
「初めまして、俺はこのクラスになった立花望。こっちが親友の桐谷雅人。みんな、よろしく」
と、明るくあいさつする声が聞こえた。
しかし唐突すぎたのか周りの反応は無し。もちろん私もなにも言えずにいる。
少しの間の沈黙に気づいたのか立花くんという男子は焦り始めた。
コロコロ表情が変わるものだから、その顔が、とてもおもしろくて、私は吹き出した。
「ふ、ふふっ…よろしく、立花くん、桐谷くん」
自然に笑えた。他の男子には見せることのない笑顔を彼には向けられた。
少し不思議だったけど、今は楽しいからよしとしよう。