ふたりのガーディアン

桜がひらひらと色っぽく舞う中、蒼甫君は何を思ったか、急に立ち上がった。


足を軽く広げ、そして大きく息を吸う。


「優月、好きだーーーっ」


突然、大声で叫ぶ蒼甫君。


思わずビクンと私の肩が上がった。


「ちょっ、声大きいよ。周りの人ビックリしてるよ?」


「いいじゃん。日本語だし、意味わかんねーだろ。

優月、大好きだーーーっ!

俺って幸せを隠せないタイプなんだよな~」


照れもせず、カーッと口を開けて笑う蒼甫君。


もう。


蒼甫君ってやっぱり可愛すぎる。


私もスッと立ち上がった。


「私も好きーーーっ!」


湖に向かって、負けじと大声で叫んだ。


「俺は優月を愛してるーーーー!」


「私も愛してる、蒼甫君ーーーー!」


「バッカじゃん。俺ら」


「だね」


顔を見合わせて、ふたりでクスクスと笑った。


こんなたわいもないやりとりが、


私には輝いていて、嬉しくてたまらない。


これからもこうして素晴らしい時を、


その一瞬一瞬を、


あなたと共に生きていきたい。