ふたりのガーディアン

蒼甫君は私の後頭部に手を回し、もう片方の手は腰をぐっと引き寄せている。


7年ぶりの蒼甫君のキスは、私の記憶の中のどんなキスよりも、優しくて甘いキスだった。


しばらく触れ合った後、蒼甫君はまた私をぎゅっと抱きしめた。


「あー…俺、もう幸せ過ぎてやべぇ。

日本に連れて帰りたい。

なぁ、一緒に帰れないのか?」


「え…?ちょっとまだ無理かな。

仕事がいくつか残ってるし」


「えー!マジかよー。

仕事なら日本ですりゃいいじゃん。

俺と一緒に帰ろう、なっ」


「んな、強引なっ」


今から入る仕事を断れば、なんとか2ヶ月後くらいには帰れるかもしれないけど、今すぐっていうのはちょっとなあ…。


「もう離したくないんだよ。

ずっとそばに置いておきたい」


「蒼甫君…」


そう言ってもらえるのは、嬉しいけど…。


「蒼甫君、あと2ヶ月だけ待って。

そしたら私、絶対帰国する」


「2ヶ月~?えーーー長いって。

そんなに待てねぇよ」


「たったの2ヶ月でしょ?」


今までのことを思えばそれくらい…。


「何言ってんだよ!

2ヶ月も!だろ?

あ…」


「なつかしいね、そのセリフ」


「ホントだな。俺って全然変わってねぇな」


そう言う蒼甫君が面白くて、二人でクスクスと笑った。