ふたりのガーディアン

「なぁ、優月。

俺、ちょっと行きたいところがあるんだ。

付き合ってくれる?」


「行きたいところ?」


「うん」


にっこり無邪気に笑う蒼甫君。


「それは、もちろんいいけど…」


どこに行くんだろう?


「じゃ、決まりなっ」


蒼甫君はウィンクをすると、私の手を引いてソファから立ち上がった。


その後私達はホテルを出て、またタクシーに乗り込んだ。


タクシーはロンドンの街を軽快に走り抜けていく。


「ねぇ、蒼甫君。どこに行くの?」


「いいからいいから。着いてからのお楽しみ」


「えーっ」


教えてくれてもいいのに!と、むぅと頬を膨らませたけど、蒼甫君が昔と全然変わっていないから、思わずクスッと笑ってしまった。