ふたりのガーディアン

「蒼甫君…。写真集見つけてくれてありがとう。

見つけてもらえなかったら、今こうして会えてないよね…」


もうあれが、私の最後の賭けだったから…。


「あぁ、あれな。

実は瀬名が持って来てくれたんだ」


「えっ、瀬名君が?」


思わず顔を起こして、蒼甫君を見上げた。


「7年ぶりの再会だったんだ。

俺と瀬名、卒業後は全然会ってなくて。

その時、全部教えてくれたんだ。

優月が俺のために身を引いたことも、瀬名と優月が付き合ってなかったことも…。

アイツね、再来月結婚するんだって」


「うそっ、結婚?」


瀬名君が結婚…。


そうなんだ…。


なんだか感動して泣きそう…。


「その報告も兼ねて、優月の写真集を持って来てくれたんだ。

アイツ、特に何も言わなかったけど。

多分、俺と優月に元に戻って欲しかったんじゃないかなって思うんだ」


瀬名君…。


「俺は幸せになってるから、お前らも幸せになれよって…」


そうか。


瀬名君はあの写真集を見て、私の気持ちに気づいてくれたんだ。


私がまだ蒼甫君を好きだってこと。


やっぱり彼はすごいな…。


私を誰よりも理解してくれる。


何ひとつ、変わっていないんだね…。