「…というわけなの。

蒼甫君、もう仕事は引き受けないよね?」


次の日のお昼休み、私と蒼甫君は屋上に来ていた。


「もう2度とやりたくないって言ってたもんね。

無理しなくていいよ。

私、ちゃんと断るから」


蒼甫君にはサーフィンがあるんだもの。


それに打ち込んで欲しいって思うから。


「いいよ」


蒼甫君が涼しい顔で頷いた。


「へっ?」


思わず目がパチパチしてしまう。


「えっと、蒼甫君。今、なんて言った?」


「ん?引き受けていいよって」


な、なんですとーーー???


どうしちゃったの?蒼甫君!?