きっと話すのがあまり得意ではない人だったんだろう。
クラスではいつも一人だったけど、
周りは頼れる人だって思っていたに違いない。
「私を選べば……恨む人だっていません
悲しむ人だっていません。
だから……私を選んで下さい」
その言葉に私は焦り出す。
このままじゃ、駄目なんだ。
こうやって、言おうか言わないか、考えているうちに
いつも終ってしまうから
こういう時に黙っていちゃダメだ。
「待って……!」
私もとっさに口を開くと、委員長は私を見た。
「委員長はこれからみんなの事をまとめる事が
できると思うの。
クラスの事を考えたら私なんか必要じゃない。
だから私の事をセンタクしてほしい」


