「ごめん……っ、ごめんごめん」


必死でそれを繰り返す詩織ちゃん。


詩織ちゃんだって通常でいられるわけがない。

大事な友達を殺してしまったんだから。


でも……、


「許せない、こんなの。

私がセンタク者になったらあんたを殺してやる」


もうすでに、始まってしまった。


私たちのグループの崩壊と恐怖の殺人連鎖がー。


今日のこの日、

ゲームは終わったはずなのに、私たちは恐怖から解放されることはなかった。