「それで?どこまで私のこと知ってるわけ」


私が片山にそう聞くと、片山は話始めた。


「関係性やどんな感情だったとかは知らない。


ただ俺はその日屋上で本を読んでいた。


そしたら、

お前が相田綾香を突き落としていた。

その場面を見てしまっただけだ。」


それだけか。

正直、中学同じ奴がここにいるなんてリサーチ不足だった。

まあ、でも仕方ない

卒業アルバムとか切り刻んで捨てちゃったし。


「俺はあの時、警察に見たまんま話した

だけど、警察は俺の言うことをあまり聞かず

調査をしようとしなかった。


それで、結局は証拠がないことからお前は犯人にされなかった」