「では、君たち。

おおいに国に貢献してくれたまえ」


そう残して教室を出て行った男は

ガチャリと大きな音を響かせてドアのカギを閉めた。


残された私達には不安と恐怖しかなくて


「ねぇ……どうしたらいいの?」

私の友達、美和ちゃんは言った。


「あの鍵は、銀行の金庫とかに使われてるようなやつだと思う

だから出るのは無理だ。

それに出たら、あの男に殺される」

そう言ったのは佐々木勝馬くんだった。


どうしたら……、まだゲームの内容もよく意味が分かっていないのに