委員長は時がたつまで目をつぶった。


本当に、誰もセンタクしないつもりなの……?

刻々と時が近づくことに、伊藤くんは笑い出す。



「バカな奴だな。

変な正義をこんな所で使うなんて

まぁ、僕を殺すにしろ桃がいるわけだ

どちみち委員長は助からない。

クラスをまとめてくれたお礼でも言っとくか?」


伊藤くんを睨みつけるがその気持ちは伝わらない

だって何を言っても伝わらない人だから。

本人は愉快そうに笑ってゲームを楽しんでいた。


そして、残り1分になった時ー

伊藤くんは目をつぶっている委員長に言った。