ビーーーーーー!

大きく鳴るサイレンは優香ちゃんの叫び声と反響し


「ジッコウシマス」



「嫌だ嫌だゆうす……ぃああああああああ”」


ビリビりとなる電流に合わせ優香ちゃんの体が反応する。

それを見て、持田くんは笑っていた。


愛と、恨みは紙一重。

その愛が大きすぎるほど、恨みも増大していく。


そうか……。

だからあの3人、大学も同じ所だったんだ。

ただの、仲良しでは無かった。


ボタンを押した持田くんを、優香ちゃんはもう

見ることが出来なくなっていた。