そして、その人はみんなの視線にうろたえることなく言った。
「我々が開発した、未来を変えるためのシステム
実験第一号に君たちは選ばれました。」
未来を変えるためのシステム……?
実験第一号?
そんなドラマとか、テレビの中でしか聞かない言葉を言われても
分かるわけがない。
私は隣の席に座っている香織ちゃんと顔を見合わせた。
「現在の君たちの年代は、死というもの怖さを理解していない。
君たちは、殺人事件やら、事故のニュースが流れているのを見たことがあるね?
それについてどう思った?
ご飯を食べながら無関心にニュースを聞き流し、友達とメールをしながら笑い合っていた
そうではないかな?」


