優香ちゃんを見つめていると、
ボタンを押す手は震えて
「どうしよう、どうしよう」とつぶやいていた
しかし、そんなことは関係なしに
「センタク者ハ、今カラ1ジカンイナイにボタンをオシテクダサイ」
ゲームは始まる。
優香ちゃんの気持ちなんて機械やあの男にわかるはずもなかった。
すると、ゲームが始まって一番先に口を開いたのは
えみりちゃんだった。
「ゆ、優香……!
あのさ持田くんも大事だって分かってるけど
や、約束したよね?
ほらっ、私といる時。
彼氏も大事だけど、やっぱり私が困ってたら私の方を助けたいって
そういう時に彼氏優先にさせたくないって
い……ってたよね?」


